広域防災プラン

首都圏を構成する九都県市(埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、相模原市)では、様々な都市機能が著しく集積し、人、物、情報が活発に行き交い、行政区域を越えた日常的な生活圏、経済圏を形成しています。
この首都圏において、ひとたび広域にわたる大規模災害が発生すると、都県市を越えた甚大な被害の発生が予測され、日本の政治経済から世界経済に至るまで、多大な影響を及ぼしかねません。
九都県市は、「九都県市災害時相互応援に関する協定」を締結し、災害時における相互応援の体制づくりを進めており、広域防災プランは、都県市単独では対応が困難な大規模災害が発生した場合に備え、発災時、平常時における九都県市共通の具体的行動指針を定め、相互連携による防災力の強化と被害の軽減を図ることを目的としています。

広域防災プラン(震災編)

九都県市広域防災プラン(震災編)は、首都圏直下の大規模地震を想定した九都県市共通の具体的な行動指針であり、発災時及び平常時における「共通のルール」、「共通のツール」及び「共通の情報」について定めたものです。

共通のルール

  1. 震度5弱以上で情報連絡体制
  2. 地域衛星通信ネットワークを第1順位
  3. 震度6弱以上で応援調整本部自動設置
  4. 情報伝達方法、手順
  5. その他

共通のツール

  1. 広域防災電子地図(GIS)
  2. 内閣府の地震被害想定支援ツール(DIS)
  3. 物資応援想定ツール
  4. 九都県市備蓄データベース
  5. その他

共通の情報

  1. 被害情報
  2. 収集すべき情報
  3. 備蓄品
  4. 緊急輸送道路
  5. 支援職員数
  6. その他

広域防災プラン(風水害編)

九都県市広域防災プラン(風水害編)は、風水害における共通の具体的行動指針であり、震災編と同様の事項について定めています。

共通のルール

  1. 発災前段階で情報共有
  2. 気象情報や水防情報に基づき、準備行動開始
  3. 単独都県市では対応が困難な被害が発生した場合等、応援調整本部を設置
  4. その他

共通のツール

  1. 広域防災電子地図
  2. テレビ会議システム
  3. 地域衛星通信ネットワーク
  4. 九都県市備蓄等データベース
  5. その他

共通の情報

  1. 初動に関する情報
  2. 被害に関する情報
  3. 応急対策に関する情報
  4. その他