地震対策
地震はなぜ起こる? - 震度とマグニチュード
地震が起こると「マグニチュード」や「震度」の数値が報道されますが、この2つには次のような違いがあります。
マグニチュードとは?
マグニチュード(以下Mと表記)は、地震の規模を表す単位です。関東大震災を引き起こした関東大地震はM7.9、阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南 部地震はM7.3でした。Mは0.2大きくなると地震のエネルギー規模は約2倍に、またMが1大きくなると約32倍になります。
震度とは?
震度は、地震の際の各地点の揺れの強さを表します。ある地点が実際にどうゆれるかは、地震のエネルギー規模だけでなく、震源からその地点までの距離、地盤条件等に左右されます。
わが国で用いられる震度は、気象庁の定めた震度階級です。震度の測定は、これまで100年以上にわたって体感や被害の状況に基づいて行われてきましたが、平成8年10月からは計測震度計という測定機により判定されています。
たとえば、計測震度計により3.5から4.5までが観測された場合には、震度は4とされます。
なお、これまでは震度0から震度7までの8階級でしたが、震度5と震度6とをそれぞれ強・弱に分割し、10段階で表しています。
マグニチュードと震度の関係
マグニチュードと震度の関係は、電球の明るさと机の上の明るさとの関係にたとえられます。同じ電球からの光でも、机がどの位置にあるかで、机の上の明るさ は異なります。このように、マグニチュードの同じ地震であっても、電源が遠ければ震度は小さく、電源が近ければ震度は大きくなります。また、地盤の質の違 いによっても、震度の大きさは左右されます。