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国民保護
平成16年9月に国民の生命・身体・財産を保護することなどを目的とした「国民保護法」が施行されました。
万が一武力攻撃等の事態が起こった場合には、国・都県・市町村などが協力して迅速に避難誘導や救護を行い、この「国民保護法」に基づき、注意喚起が行われます。防災行政無線、テレビやラジオ、広報車両などを通して伝えられる情報に注意しましょう。
このマークをご存知ですか?
このマークは、国民保護を行う人たちや場所などを識別するため、ジュネーヴ諸条約で定められている標章です。
国民保護の対象事態
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ゲリラや特殊部隊による攻撃
攻撃目標が原子力事業所などの場合は大きな被害が生じる恐れがあります。
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弾道ミサイルによる攻撃
攻撃目標の特定が極めて困難で、短時間での着弾が予想されます。
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着上陸侵攻・航空攻撃
着上陸侵攻は湾岸部が侵攻目標になりやすく、航空機攻撃は都市部の主要な施設が攻撃目標になることも想定されます。
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大規模テロ
大規模テロでは、化学剤や生物剤、核物質を用いる場合が多いので、事前に防護マスクや防護衣を用意しておくと有効です。
身の安全を守るために
警報が発令されたら
- 屋内にいる場合
- ・ドアや窓を全部閉めてください。
・ガス、水道、換気扇を止めてください。
・ドア、壁、窓ガラスから離れて座ってください。 - 屋外にいる場合
- ・近くの堅牢な建物や地下街など屋内に避難してください。
- 自家用車を運転している場合
- ・できる限り道路外の場所に車を止めてください。
・やむを得ず道路に置いて避難するときは、道路の左側端に沿ってキーを付けたまま駐車するなど、緊急通行車両の通行の妨害とならないようにしてください。 - 情報収集
- ・警報をはじめ、テレビやラジオなどを通じて伝えられる各種情報に耳を傾け、情報収集に努めましょう。
避難の指示が出されたら
- 自宅から避難所へ避難する場合
- ・ガスの元栓をしめ、電気のコンセントを抜いておきましょう。
ただし、冷蔵庫のコンセントはさしたままにしておきましょう。
・頑丈な靴、長ズボン、長袖シャツ、帽子などを着用しましょう。
・パスポートや運転免許証など、身分を証明できるものを持っていきましょう。
・家の戸締りをしましょう。
・近所の人に声をかけましょう。
・避難の経路や手段などについて行政機関からの指示に従い適切に避難しましょう。
警報がなくても
- 身のまわりで急な爆発が起きたら
- ・姿勢を低くし、身の安全を守りましょう。
・周囲で物が落下している場合は、落下がとまるまで、頑丈なテーブルなどの下に身を隠しましょう。
・爆発が起こった建物などからできる限り速やかに離れましょう。
・警察や消防の指示に従って、落ち着いて行動しましょう。
・テレビやラジオなどを通じて、行政機関からの情報収集に努めましょう。 - 火災が発生したら
- ・できるかぎり低い姿勢をとり、急いで建物から出ましょう。
・口と鼻をハンカチなどで覆いましょう。 - がれきにとじこめられたら
- ・ライターやマッチを使用しないようにしましょう。
・動き回って粉じんをかきたてないようにしましょう。
・口と鼻をハンカチなどで覆いましょう。
・自分の居場所を周りに知らせるために、配管などを叩きましょう。
・粉じんなどを吸い込む可能性がありますので、大声を上げるのは最後の手段としましょう。
テロ・爆発からの避難
- ゲリラ攻撃からの避難
- 被害は比較的狭い範囲に限定されるのが一般的ですが、被害が拡大する恐れがあります。いったん屋内に避難してから、行政機関の指示に従いましょう。
- ミサイル攻撃からの避難
- 着弾地域を特定するのは困難なので、屋外にいる場合は、近隣の頑丈な建物や地下街などに避難します。その後、行政機関の指示に従いましょう。
- 核爆発や放射能汚染からの避難
- 核爆発には、遮蔽物の陰に身を隠し、地下施設や頑丈な建物の中へ避難しましょう。また、ダーティーボムと呼ばれる爆弾は、着弾後に放射能汚染を引き起こすので、行政機関の指示などに従い医師の診断を受けましょう。